一般社団法人日本歯科イノベーション協会定例勉強会
昨日は、一般社団法人日本歯科イノベーション協会の第2回定例勉強会でした。
2,3か月に1回の割合で東京まで歯科医院経営について勉強しに行っております。
印象に残ったのは、午前中の講義の予約の重要性でした。これを疎かにし予定のような予約を入れるとキャンセルにつながるというものでした。では、予定ではなく予約(約束)へと患者さんの意識を変えるためにはどうすればいいのか。
そのためには次の3つのことを患者さんにしっかりとお伝えしなければなりません。
①時間の約束:いつ始まりいつ終わるのか。「遅くとも○○時には終わります」など
②内容の約束:次回何を行うのか(患者さんには予定があるので、何をされるのかわからないでは困ります。当日食事に行けるのか、いくらかかかるのかなど)
③対応の約束:想定外のことへの対応説明を行う。
キーワードはアポイント帳=コントロールタワー。予約の取り方が医院の動きを決める。どこにどのような予約を入れるかで医院のパフォーマンスが決まってしまう。紙ベースのアポイント帳では限界がある。受付の教育が非常に大事。無断キャンセルは10%までに抑える。アポイント管理が最重要課題などでした。
キャンセル率は午前と午後や地域性によっても違うことがあるため、診療日を変えるとか午後遅くを午前に切り替えるなど考えれば、スタッフの定着にもつながるかも知れません。
定期健診につきアポイント状況から把握する経営指標として、①顧客数(定期健診を利用している総数)②顧客率(定期健診率、リコール率)③顧客継続率(定期健診継続率÷総数①)④稼働率(1日4ブロック程度の予約稼働率、曜日ごとの稼働率、担当医別稼働率など)⑤キャンセル率(来院数÷予約数)などがありますが、超長文になりますので今回はこれぐらいでとどめたいと思います。
午後は歯科医院の第3者承継について勉強しました。歯科は大体ですが医科よりもM&Aの譲渡対価が安いですが、中には価格がつかないということも多々あるようで、しっかり経営して価値を高める必要があると思いました。
次回は10月に行ってきます。